遠隔サポートを主体とするテクニカルサポートセンターにSubGateを採用し、機密性と可用性を大幅に強化
株式会社宝情報
卸売の立場からセキュリティ機器を扱う株式会社宝情報。その強みの一つが、販売代理店の代わりに機器をリモート管理することでエンドユーザーの負担を軽減し、ネットワークや情報を守るテクニカルサポートセンターとしての役割だ。ISMS 認証の取得など、センターの可用性向上の一環としてSubGate 製品を採用し、大きな成果を挙げている。
技術本部 セキュリティソリューション部 テクニカルサポート課 課長 河邊 直樹 氏(右)
株式会社宝情報はセキュリティ機器に特化したIT ディストリビューター。大阪・梅田の本社と東京支店・福岡支店を通し、全国のビジネスパートナーのニーズに応えている。 取締役 技術本部長の徳松 大地 氏は、自社のビジネスの特徴をこう説明する。「当社は10 年以上前に今後の市場拡大を予測し、セキュリティ製品に軸足を置いたビジネスへと転換しました。当時はUTM が現れ始めた時期でしたが、複合機やPC 物販に軸足を置いたビジネスパートナー様の場合、運用サポートが必要になるUTM のような製品は扱いにくいのが実情です。そこで当社は早くからエンドユーザー様側の機器を遠隔監視するテクニカルサポートに注力してきました。 現在では70名ほどいる社員の約半数がサポート部門に所属するなど、テクニカルサポートは当社の重要業務の一つに成長し、その品質はビジネスパートナーの皆様からも高く評価されています」
エンドユーザーの多くがIT インフラにリソースを割 くことが困難な中小企業ということもあり、同社のテクニカルサポートは縁の下の力持ちとして重要な役割を果たしている。同社は本社内に開設したサポートセンター のISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を2019 年に取得するなど可用性の強化に取り組んできた。こうした中、新たな課題として浮上したのが、情報セキュリティインシデントやヒューマンエラーによる ループ発生などに伴うネットワーク障害のリスクだっ た。 「テクニカルサポートセンターでは、全国のパートナー 様からの電話やメールによる問い合わせ対応のほか、エ ンドユーザー様側に設置されたセキュリティ機器の遠隔 サポートを行っています。ネットワークがダウンしてし まうと、遠隔サポートはもちろん、IP 電話を採用して いることから電話による問い合わせ対応も困難になって しまいます。エンドユーザー様のネットワークセキュリ ティを担保するという観点からも、こうしたミスの影響 を回避する新たな仕組みの導入が強く求められました」 と徳松氏は当時の状況を語る。 この課題の解決に向け、同社が採用したのが SubGate2400 シリーズのセキュリティスイッチだ。徳松氏はその経緯を次のように振り返る。 「SubGate 製品は当社取扱商材の一つとしてすでに検証を行っていたこともあり、選定はスムーズに進みました。また振る舞い検知による脅威拡大防止などのセキュリティ強化機能が搭載されていることに加えループ検知機能も搭載されていることもSubGate2400 シリーズを高く評価した点の一つでした」
2021年にテクニカルサポートセンターでSubGate2412GWを導入した同社は、2024年の本社移転に合わせ、全15台の2412GWを本社オフィスの島ごとに配置。さらに翌年、本社及び東京支店・福岡支店の無線アクセスポイントをSubGate3500AXにリプレースしている。 技術本部 セキュリティソリューション部 テクニカルサポート課 課長の河邊 直樹 氏は、この大規模リプレースに至った経緯を次のように説明する。 「Wi-Fi 6 への対応に加え、特に東京と福岡の支店への導入では、クラウド上で遠隔地の機器を監視可能にするSGクラウドがリリースされたことも大きなポイントでした。さらに顧客サービスの観点から、サポートチーム内でSGクラウド運用に関する知見をいち早く蓄積する狙いもありました。実際に使ってみることで、より的確な判断が下せるようになりますからね」 振る舞い検知機能を備えたアクセスポイントであるSubGate3500AXへのリプレース効果はすでに現れていると河邊氏は続ける。「当社は来訪するお客様にもWiFi を開放していますが、リプレースから約1カ月が過ぎた頃、SGクラウドで東京支店のWiFi 運用状況を確認すると、お客様端末の不審な振る舞いを検知し、即座にアクセスをブロックしたというアラートメールが届きました。過検知の可能性も否めませんが、ゲストと分けているとはいえ、同じネットワーク内でのセキュリティリスクであった可能性を考えると、リプレース効果は極めて大きかったと受け止めています」 今後同社は、東京支店・福岡支店でL2スイッチのSubGate2400シリーズへ移行し、SubGateのセキュリティスイッチを全社に展開する予定だ。SubGate製品の今後の展望に関して徳松氏は大きな期待を寄せている。 「電話やメールだけで遠隔地の端末の状況を正確に把握することは困難です。そのためSGクラウドによる遠隔監視は、当社サポート部門のサービス品質向上に大きな役割を果たすと考えています。また、セキュリティ製品に特化したディストリビューターである当社にとっても、従業員教育をはじめとするセキュリティ対策は大きな課題の一つであり続けています。自社のネットワークセキュリティ強化という観点からも、SubGate製品にはこれからも注目していきたいと思います」
・ヒューマンエラーによるループ発生とシステムダウンを回避する仕組みを新規構築 ・不審な挙動を監視し、マルウェアによる被害を最小限に抑える ・SGクラウドによるWebブラウザ上でのリモート監視体制の確立